2011年05月30日

電力安定供給

6月目前なんだけど雨が結構な量降った。これから蒸し暑くなるんだろうね。今から思いやられるよ。さて今日はこれからの夏場に電力不足が叫ばれている電力についての社説だ。省エネ家電やクールビズの話題がTVでも連日流れている。朝日の記事は電力の安定供給に関するものだ。

朝日社説「電力安定供給―全国融通する送電線を

 日本の送電線ネットワークは電気の全国融通が難しい構造になっている。東日本の停電を防ぐうえで大きな障害だ。

 東京電力と東北電力は今夏、古い火力発電所を再開させ、他社からの融通を受ける。それでも東電の供給力は約5400万キロワットで、猛暑日の午後1〜4時に予想されるピーク需要の6千万キロワットに10%ほど足りないとみられる。東北電力も7%強不足するとみている。

 政府は、少し余裕をみて両電力管内の工場や家庭に15%の節電を呼びかけている。簡単ではないが、しっかり協力したい。

 そもそも電力会社は、ピーク時の約1割の供給余力をもっているので、日本全体ではかなりの余裕がある。なぜ電気がこんなに集まりにくいのか。

 そこには日本独特の電力制度がある。沖縄以外では、9電力会社が日本を九つに分割し、地域独占で営業している。

 送電網も各社が自分の管内を充実させているが、他社と結ぶ連系線の容量が極めて小さいのが特徴だ。九つの団子を細い串(連系線)で刺す「串団子型」の送電網といわれる。

 北海道電力と東北電力を結ぶ連系線の容量は60万キロワット、中部電力・東京電力間は100万キロワット、中部・関西電力間が250万キロワットしかない。

 今年のような大規模な電源喪失では、十分な電力を集めることができないのである。

 いま、節電意識は全国に広がる。しかし、西日本の人たちが「東日本のために」と節電しても、少ししか電気を送れず、残念ながらあまり生かせない。

 連系線が太ければ、解決はもっと簡単だったろう。

 電気を送れない理由として、「50ヘルツと60ヘルツの周波数の変換が難しいから」と説明されることが多い。確かに9電力会社の最大電力が2億キロワット弱の日本で、東西のパイプは原発1基分の100万キロワットしかない。指摘され続けた弱点だが、電力業界は拡張してこなかった。

 ただ、ここだけが特別ではなく、どこの連系線も細い。電力各社はもっぱら独占する管内の安定供給をめざしてきた。

 菅直人首相は自然エネルギーの大幅増加を表明した。そんな分散型の電力を集めやすくし、全国で互いに融通できる送電網が要る。50ヘルツと60ヘルツの将来の統一も検討すべきではないか。

 だが、発電所と送電線の両方をもつ会社が地域で独占的に営業していては、こうした動機は働きにくい。首相が先に示した「発電と送電の分離」を考える価値はここにもある。」

なるほどねえ。日本の電力会社の特徴であり実態だね。東西の電力を二分しているのがヘルツ数の違いっていうのはTVで見たことがある。ドイツ製とイギリス系の技術システムでこんなことになったらしいよね。それと、確か戦後電力会社を分割したのが米国のGHQだったって記事を読んだ覚えがある。この二つのことが今となっては送電する上での大きな障害になっているということになるんだね。結果として今回のような災害で電力が不足する際も融通ができる状態にないってことだ。

関西で省エネしても関東や東北ではその恩恵にあやかれないってことなんだ。今までは電気代節約とかの名目だったけどこれじゃ話にならないね。逆を言えばビジネスチャンスがここにあるってことにもなる。でもその費用は莫大なものになるから政府主導型のインフラの一環とでもしてくれないと手のつけようがないね。命短い菅政権も最後の仕事として切っ掛けだけでも作ってくれないかなあ。終わりよければ全てよしってゆーじゃなーい?
posted by すぐ落ちます at 07:49| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

小惑星探査機「はやぶさ」

hayabusa.jpg
今月の中旬、ボロボロになりながらひとつの宇宙探査機が地球に戻ってくるんだって。小惑星探査機「はやぶさ」だ。目的は小惑星の砂や土を持ち帰るということ。惑星になり損ねた直系1km程度の小惑星に接近しその惑星の砂などを吸引して持ち帰るのが使命だという。そのような小惑星は引力がほとんどないため内部の溶解もなく外部からの隕石も少ないため純粋な状態を保っているっていうんだ。その砂を分析すれば46億年前の太陽系のできた状況がわかってくるらしいんだよね。今月13日ごろそのはやぶさが地球に帰ってくる。この手の話題はロマンがあるね。

宇宙航空研究機構「「はやぶさ」搭載カプセル地球再突入は6月13日に小惑星探査機「はやぶさ」の搭載カプセルの着陸について、オーストラリア政府と調整してきた結果、オーストラリア・ウーメラへの着陸許可が得られました。「はやぶさ」のカプセルは、日本時間6月13日(日)23時頃(協定世界時14時頃)地球へ再突入し、ウーメラ立入制限区域への着陸を目指します。今後「はやぶさ」は、精密に落下させるため、数回の軌道修正(TCM)を実施していく予定です。特設サイト「はやぶさ、地球へ〜帰還カウントダウン〜」では、応援メッセージを募集しています。「はやぶさ」と「はやぶさ」を支えるプロジェクトチームへの応援をお待ちしています。Twitterも絶賛更新中。」
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html

参考サイト
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html

小惑星探査機「はやぶさ」をCGで紹介しています。ロマンあふれるBGMと共に経過を解説しています。是非ご覧ください。プラネタリウムでも見る気分ですね。結構きますぜ、だんな。↓
http://spaceinfo.jaxa.jp/inori/index.html
posted by すぐ落ちます at 15:33| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

シムロック解除

毎日社説「社説:携帯乗り換え制限 解除後の展望はあるか

 携帯電話会社を変えても、もとの電話機を使えれば便利だ。それを実現するには、携帯電話に設定されているSIM(シム)ロックという機能を解除する必要があり、総務省がガイドラインをつくることになった。電話会社と電話機を自由に選べるようになれば、競争が促され、料金値下げも期待できるというわけだ。しかし、話はそう単純ではない。

 現在主流の携帯電話の通信方式は2種類あり、シムロックが解除されても携帯4社のうち、KDDIと、NTTドコモなど他の3社の間では乗り換えができない。また、同じ方式の会社同士でも、メールを含めデータ通信に関係するサービスは独自仕様のため、乗り換えて利用できるのは音声通話程度にとどまる。

 次世代の同じ通信方式に全社が移行し、しかも、データ通信に関する仕様を統一しない限り、シムロック解除で強調されているメリットは受けることができないのが現実だ。

 日本では、電話機をメーカーではなく携帯電話会社のブランドで供給している。そして、シムロックを設定し、端末販売価格の値下げ分を、通信料金に上乗せして後で回収するという方式をとってきた。それは、電話機の買い替えを促し、携帯電話の高機能化の推進に役立った。

 しかし、日本方式のサービスは世界に広がらず、ガラパゴス化とも形容されている。日本メーカーの電話機が世界で劣勢なのも、その結果だと指摘されている。では、シムロック解除で状況が変わるのだろうか。

 実際には携帯電話をめぐる状況はもっと先に進んでいる。米国のアップルやグーグルは、多様なユーザーがつくったソフトウエアなどのコンテンツを取り込む形で、知を集約した仕組みをつくりあげ、それを世界に広げている。スマートフォンブームがそれを加速している。

 こうしたスマートフォンは、携帯電話会社が用意した独自の仕組みを使わないため、携帯電話会社を変えても同じ電話機で多くのサービスを継続して利用できる。

 シムロック解除のメリットを最も受けるのはスマートフォンのユーザーということになりそうだが、これが広がれば、携帯電話ビジネスの基盤をアップルやグーグルといったソフトウエアメーカーに握られることになる。電話機メーカーはそれに対応した製品をつくり、通信事業者は伝送路を提供するだけの存在になりかねない。

 シムロック解除は、必要な措置かもしれないが、より重要なのはその先の展望だ。携帯電話の世界でも、日本は要素技術を提供するだけの存在になってしまいかねず、そうした点も考え、対処してもらいたい。」

毎日新聞 2010年4月17日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100417ddm005070158000c.html

日本のケータイ事情は正に隔離政策みたいなもんで、世界からすると完全に浮いている。よく日本人はあの高い料金を黙って払ってるよなあ、ってことになるらしい。毎月何千円も下手すりゃ何万円も払ってんだよ。アメリカ人の友人はケータイは契約しないって言ってる。あんな料金払うかよって、バカじゃないの?ってことなんだって。

知らないことをいいことにドコモやAUは安い!お得みたいなCMを垂れ流しているわけよね。1000円の大根を800円で売りますみたいな話なんだよ。(原価は100円の大根ねw)利権からんでドロドロしてるからね、携帯業界は。まあ調べてみなって。日本がどんだけ高いかわかるから。あんまりいうと営業妨害っていわれるからこのへんにしておくか。

さて、シムロック(SIM)を解除することで電話機をそのままで契約会社を変えられますってことらしい。おいらは笑ったね。現実に相互乗り入れできるのは音声の電話だけでデータ形式が違うと使い物にならなくなっちゃうんだぜ。信じられない無知さだな。以前、番号はそのままで会社を変えられますってやってたけど、あれとも違う話だね。はっきりいって無意味。

毎日の記者さんも書いてるけど、そのうちアップルに会社ごとのっとられてNTTなくなっちゃうぜ。ほんと利権も食い尽くしたんだろうから将来のこと真剣に考えて欲しいもんだね。唯一残るのはソフトバンクだけなんてことにもなりかねないよ。
posted by すぐ落ちます at 11:11| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

新世代DVD

長い間空いちまったよなあ。見てくれてた人たち、えろすんまへん。再開します。久々の記事っすね。今日は産経の社説で新世代DVDの動向に変化があったという内容だね。オイラも興味ある分野だな。

産経社説「新世代DVDの規格争いが決着した。東芝が「HD DVD」事業からの全面撤退を発表、この結果、新世代DVDはソニーや松下電器産業などの「ブルーレイ・ディスク(BD)」のみとなる。HD DVDとBDは、いずれも大容量で高画質が売り物だが、両者は互換性がない。規格統一交渉も頓挫し、両陣営のメーカー各社はそれぞれの方式による機器の発売に踏み切った。泥沼化も危惧(きぐ)された規格争いを、両方式の機器が出そろってから2年という短期間で終わらせたのが、市場=消費者の選択だったことを忘れてはならない。」
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080221/biz0802210336004-n1.htm

これは買い控えした人も多いだろうね。せっかく買ったソフトが後々見れなくなったんじゃどうしようもないもんな。しかも高額だろ?昔、オイラの親父が始めてビデオデッキを買ったときもベータかVHSかでもめてたっていうじゃない?親父はビクター好きでVHSを迷わず選択したんだってよ。そういえば西田敏行主演の映画化されたやつがあったよね。

企業側だって選択を誤れば大打撃を受けるのは間違いないからね。今回東芝がHDDVDからブルーレイに乗り換えた、というか寝返ったというべきか。なんだか優勢はブルーレイなのかな?でも最後に影響を受けるのはやっぱり消費者なんだよね。値段に上乗せされたらそれまでだって。

「人気映画など有力ソフトを抱えるハリウッド勢が次々とBD陣営に加わり、ワーナーブラザースのHD陣営からの離脱表明が、東芝撤退を決定づけたのは確かだ。その映画会社も、市場動向から「BD優位は動かない」とみたうえでの判断だった。かつての、VTRをめぐる「VHS・ベータ戦争」は、13年間続いた。VHSの勝利が確実となったあとも、ベータを開発したソニーが自社規格にこだわって販売を続け、長期戦となったのだ。その結果、ユーザーは不便を強いられ、ソニーも打撃を受けた。今回はこの経験が生かされ、消費者は新世代DVDそのものの購入を控えた。東芝も大幅値引きが起爆剤にならない状況をみて、自社規格への固執はマイナスと判断したのだ。」

この辺の過去のすったもんだをまた繰り返すのだろうか?前にも書いたかもしんないけど、オイラの使ってるVHSビデオはなぜかソニー製。まあ時が解決してくれるんだろうけど、早いとこ決めてもらいたいとこだね。日本が態度を決めれば韓国や中国は今んとこ右習えなんだしさ。笑うのは中国のDVDの違法コピー業者がこの問題で困ってんだって。「早く決めてくれ」だって。なんだかなあ。とにかくいろんな人が困ってるんだな。
posted by すぐ落ちます at 14:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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