2011年02月09日

食料危機

どのカテゴリがいいかな?と思ったけど「環境」にいれてみた。今日は穀物価格が急騰しているという話だ。こないだ原油高騰の記事を読んでみたけど、世界的に物価は高騰する方向に動いてきているよ。

読売社説「穀物価格急騰 食料危機への警戒が必要だ(2月9日付・読売社説)

 小麦や大豆など主要穀物の国際取引価格が急上昇している。食料の値上がりは、新興国の政情不安やインフレを加速させ、世界経済の懸念材料になりかねない。途上国で暴動が相次いだ2008年の食料危機を再燃させないよう、先進国は警戒を強め、価格高騰をあおる投機に対する規制などの対策に乗り出すべきだ。先物市場では、1年間でトウモロコシが8割、小麦が7割、大豆が5割も値上がりした。砂糖は30年ぶりの高値、コーヒー豆やカカオの上昇も目立つ。国連食糧農業機関(FAO)が発表する食料価格指数は過去最高を更新した。

 きっかけは、世界的な異常気象で供給量が減少していることだ。ロシアが昨夏、不作で小麦の輸出を停止し、カナダ、豪州、南米などの主要産地も大雨や洪水、干ばつなどの被害に見舞われた。中国やインドなどの新興国の食料需要が増大し、需給バランスが崩れていることも、価格を押し上げている。それに拍車をかけているのが、投機資金の存在だ。米国の大規模な量的緩和に象徴される世界的な金融緩和で、だぶついたマネーが穀物市場に流入している。

 日本でも国内メーカーが食用油やコーヒー、砂糖などの値上げに踏み切り、家庭の食卓に影響が出始めた。だが、より深刻なのは、貧しい国々である。国民の所得が低い新興国や途上国では、消費に占める食料の比率が高く、価格上昇が社会不安に直結する。チュニジアの政変も物価高への不満がきっかけだった。価格安定策としては、途上国自らの政策努力が欠かせまい。アルジェリアやヨルダンなどは、政府の補助金支給で、価格を抑制する方針を打ち出している。

 だが、こうした対応だけでは限界があるだろう。先進国を含めた国際協調体制を改めて検討すべきではないか。今年の主要20か国・地域(G20)首脳会議は、農産物価格を主要議題に取り上げる見通しだ。議長のサルコジ仏大統領が訴える投機規制は検討に値しよう。金融市場に比べて規模の小さい穀物相場は、資金の動き次第で乱高下しやすい。食料への投機で得た利益に対する課税を強化するなど、一定の歯止めをかける方法を模索すべきだ。

 途上国の生産拡大に向け、先進国が技術支援や農業投資を行い、国際機関も融資を拡大する。こうした取り組みも必要である。(2011年2月9日01時29分 読売新聞)」

確かに異常気象はニュース映像でよく見るよね。結果として穀物の生産高が激減して、今まで輸出していた国が今回は制限しようなんてことになる。すると価格はすぐ上昇する。そこに投機マネーがどっと入ってきて拍車をかける。たちまち小売価格にまで反映されてしまう。そんな流れでしょ?そこに政情不安定な途上国の問題がからむと何が悪いんだかわからなくなってくる。そこで読売編集長は国際協調体制を!ってことなんだね。今までやってなかったのかな?昔、商品先物取引会社の営業マンが言ってたようなことなんだけどね。

金の価格が高止まりしてるよね?最近じゃ近所にも「金製品高価買取いたします」なんて看板が出ていたりする。要するに商売になるってことだよ。金が高い時は景気が不安定っていう時とイコールなんだよね。このままほっとくと5年後には小売価格が倍になってるかもよ。
posted by すぐ落ちます at 16:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月11日

捕鯨問題

今日、朝日社説で取上げていたのがいわゆる「捕鯨問題」。環境のひとつとして保護すべきだという考え方と食糧として必要だとの考えがぶつかって久しい問題だよな。

朝日社説「クジラの捕獲をめぐって、世界が真っ二つに割れる危機は避けられた。日本などの捕鯨国と反捕鯨国が鋭く対立する国際捕鯨委員会(IWC)のロンドン会合が、話し合い路線を強める方向でまとまったのである。運営の改善点として「採決を減らす」など9項目の提言をまとめた。この通りになれば、票集めに奔走する場が合意を探る場に生まれ変わるだろう。

 南極海では、日本の調査捕鯨に対する反捕鯨団体シー・シェパードの妨害行動で、けが人が出たばかりだ。これを非難する声明も全会一致で採択した。動物保護を唱える人たちが、人間に危害を加える愚を見せつけたのである。国際社会が対話と理性を重んじる決意を示したことを歓迎したい。」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

テレビでもやってたんだけどさ、調査捕鯨をする船に薬品入りのビンを投げつけて抗議する団体の船が接触。調査船はやむを得ず威嚇射撃を行ったんだってね。

「捕鯨国はクジラを「資源」とみている。だが、欧米を中心に、クジラは「守るべき野生動物」という考え方が強まっており、これが反捕鯨の原動力になっている。資源管理と動物保護という異なる座標軸が混在しているのが、今のIWCである。日本が捕鯨を続けようというのなら、まず、このもつれを解く必要がある。そのためには、クジラを資源とは見なさない反捕鯨論と正面から向き合わなければならない。簡単ではないが、クジラを捕って食べる習慣に粘り強く理解を求めていくことが大切だ。

欧米も一枚岩ではない。ノルウェーは商業捕鯨を続けている。ロシアやデンマーク領のグリーンランドでは、先住民がクジラを捕っている。反捕鯨陣営の米国にさえ、捕鯨をする先住民がいる。反捕鯨国のアイルランドは95年、ダブリンで開かれたIWC総会で、閣僚が「クジラに頼って生きる人々がいる国々に、われわれの価値観を押し付けるのは文化の帝国主義」と語った。2年後には沿岸捕鯨に限って認める提案もした。

 いま大切なのは、こうした声を背景に、捕鯨そのものは人道に反さない、という考え方を広めていくことではないか。自らはクジラを食べずとも、食べる人がいることは受け入れられないか、という働きかけである。」

まあコピペしちゃったけどさ、例えば犬が大好きな人の目の前で美味そうな犬ですね、なんて言えばこりゃ喧嘩にもなるだろうね。でも広い世界で鯨に対する文化と歴史は大きく異なるわけだよな。鯨を食糧にする日本や北欧は野蛮な国だという西欧人もいるんだろうけど、宗教的な理由から、牛を食べるのが野蛮だっていう国もあるわけよ。

それをどっちが正しいとか間違ってるだとかっていう討論は基本からおかしいんだよね。お互いの文化を認め合いどうしたら双方の同意が得られるのかってとこに話を持ってかないと終わらないって思うよ。感情的な討論じゃ結論どころか進展さえ見込めそうにないね。

オイラのオヤジと正月にスーパーに買い物に行ったときさ、売ってたんだよね、缶詰。「鯨の大和煮」て書いてあって確かシーチキンみたいな大きさの缶詰が800円もしたと思う。それを手にとった親父が「ええっ!こんなにするんか!」って驚いてたね。親父が子供の頃はサバカンとかわらない値段だったんだってよ。いまや高級食材らしいね。
posted by すぐ落ちます at 23:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月07日

水サミット

朝日社説「「仮想水」(バーチャルウオーター)という言葉をご存じだろうか。肉や小麦などを輸入することは、それを作るのに要した水を輸入することでもある。この間接的に輸入する水を仮想水というのだ。東大生産技術研究所の沖大幹教授の試算によると、牛肉は1キロで20トンの水が必要だ。牛の飼料を育てるのに水を使い、牛も大量の水を飲む。牛丼1杯当たりに2トンもの水が使われている計算だ。

日本は世界から大量に食糧を輸入しているので、仮想水の輸入量も世界一である。世界で水の不足や汚染がひどくなれば、たちどころに日本の食卓にも響く。世界で起きる水問題は、決してひとごとではないのだ。そんな問題意識もあって、大分県別府市で開かれたのが、初めての「アジア・太平洋水サミット」である。福田首相ら36カ国・地域の首脳らが出席し、「別府からのメッセージ」を採択した。

安全な飲み水を利用できない人たちを15年までに半減し、25年までにゼロにする。各国は途上国に手を差し伸べるために、ただちに行動を起こす。そんな目標が掲げられた。アジア・太平洋地域は、面積が広大で人口も多い。それだけに各国が解決すべき課題も様々である。」
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

仮想水ねえ。確かに牛は大量に水を飲むからね。でもまあこれってある意味日本人のエゴととらえられても文句は言えないよ。自分が飲む水の品質を確保する為に他の国に要求を出すわけだろ?最近の温暖化防止の動向を見ると先進国のエゴが見え隠れする。アメリカや中国はCO2削減には賛成していてもそれが経済へ悪影響を及ぼすのを本当に恐れているもんな。

アメリカや日本は過去において、水質汚染や大気汚染で大きな問題を抱えた経験があるわけでさ、今それを追いかけている中国をはじめとする後進国が工場汚水や煤煙を大量に放出していることを非難したところでさ、こりゃ説得力に欠けるってのは誰でも理解できるもんね。温暖化現象という大義名分を振りかざしても中国なんかは聞く耳もたないってのもよくわかるよ。

中国が忙しい訳は低賃金で高品質の物作りが出来るようになってきたってことだよ。かつての中国製品のイメージはほとんどなくなってきている。かつて日本の車は故障が多いといわれた時代からいまや世界のトップクラスの性能を誇るまでになったことを考えれば容易に理解できることだよ。

経済が根底にあるんだよ。つまり、背に腹は変えられない、とか衣食足りて礼節を知る、みたいにさ、まずは安定した生活があってはじめて環境問題がどうこういえるんだよね。世界の生活レベルの底上げが必要なんだね。金持ちの国が「それ汚いよ!」っていってもさ貧乏な国は「それどこじゃないんだよ、こちとら生活かかってんだ!」って言われりゃどうしようもないでしょ?それが民主主義というか資本主義のジレンマってとこなのかな。

いずれにせよ美味い水が飲みたいもんだね。というより安全な水なのか?水が満足に飲めない国も多く存在するわけで重要な課題であることは確かみたいだね。アクエリアスでも飲むか、それともあんたポカリ派?それとも牛丼くいにいくか?
posted by すぐ落ちます at 15:59| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

異常猛暑

オイラの住んでいるマンションには東側と南側に大きな窓がある。東側の窓に毎朝強い朝の光が注ぎ込む。強い日差しのせいで、カーテンを開けたまま寝ようものなら朝日で日焼けしそうな勢いだ。暑くて汗だらだらで目を覚ます。こんな不快な朝はもうごめんだ。そろそろ涼しくなってくれよ。

産経社説「群馬県館林市で40度を超えた。日本列島を記録的な暑さが覆っている。気象庁は今年から、気温が35度を超えた日を「猛暑日」と呼ぶことにしたが、その命名を待っていたかのような毎日だ。昨夏までは「真夏日」で、最高気温が30度以上であることを示していたが、より高温の日が増えてきたための用語新設だ。8月に入ってからは、体温を超す異常な猛暑が頻発している。東日本や北日本でも37度以上に達する地方が後を絶たない。夏の暑さに対しては、これまでの常識を改めることが必要だ。」
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070816/shc070816000.htm

日本の最高気温の記録は、山形県山形市で昭和8年に記録された40.8℃なんだってね。それをいつ記録更新してもおかしくない今年の夏の高温状態は異常なものがある。原因は地球温暖化ってみんな言ってるね。こういった気象が続くと今までピンと来なかった温暖化現象にも身を持って危機感を覚える。日本だけじゃなくてインドやパキスタンじゃ猛暑っていう限度を超える熱波が襲っているって言う。ほんとヤバいんじゃね?

こんだけの変化があると影響も大きいらしい。過去に記録された台風の進路さえ変化しているんだってさ。そんで状況から日本に上陸すると思われた台風が九州あたりで進路を変えて韓国や台湾に進んだりするんだって。風は温度の高いところから低いところへ向かう性質がある。そこに温度変化がおきると進路は変わってしまうってことらしいんだ。逆に韓国へ進路を取っていたものが九州上陸ってこともあるらしいけどね。

温暖化の原因とされるCO2の量はそれでも増加している。排出量の多い国ってのが外務省のサイトに載っていた。近年中国が一気にランクインしたんだってよ。そりゃそーだよな。近代化=工業化ともいえるわけでその一端は日本が担っているともいえる。原油に代わるエネルギーはいまだに進んでいない状態で温暖化に追いつけない状況だ。とにかく涼しくなってくれ。

二酸化炭素(CO2)排出量の多い国
(単位:百万トン 出典:オークリッジ国立研究所 米国資料2003年)

1 米 国 1,580
2 中 国 1,131
3 ロシア 407
4 インド 347
5 日 本 336
6 ドイツ 219
7 カナダ 154
8 イギリス 152

http://www.mofa.go.jp/mofaj/world/ranking/co2.html
posted by すぐ落ちます at 06:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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