2015年05月20日

教員資質向上策 国も積極的に役割果たしたい

 今日は学校の先生のお話。ご存知の通り少子化で地方の学校では統合化が進んでいる。地域に4つ有った学校をひとつにまとめようという動きだよね。さてそうなると先生の数も減ることになるわけで、この機会に資質を高めようという意見が出てくるのもうなける。地方ごとのバラツキをなくして一定以上の質を維持しようというものだ。ま、日教組あたりは大反対だろうけどね。読売新聞を見てみよう。

読売社説「教員資質向上策 国も積極的に役割果たしたい

 次代を担う子供たちの学力を伸ばすには、教員の指導力を高めることが欠かせない。

 政府の教育再生実行会議が、教員の資質向上に関する提言を安倍首相に提出した。養成・採用・研修の各段階で、国がより積極的に役割を果たすよう求めたのが特徴だ。

 公立小中高校の場合、教員の養成は大学、採用や研修は各自治体の教育委員会に委ねられている。その結果、内容やレベルにばらつきがあるのは否めない。国が関与することで、全体の底上げを図ろうという狙いは理解できる。資質向上策の一つは、教員が経験に応じて習得しておくべき能力を示す「指標」の導入だ。国が大学や教委と協力して策定する。

 ベテラン教員の大量退職で、若手の教員が急速に増えている。

 変化の激しい時代への対応力を子供たちに身に付けさせるため、課題の解決方法を主体的に考えさせる指導が求められる。教員が一方的に説明する従来型の授業から、児童・生徒に発表や討論の機会を与える新しい授業に転換していくことが重要だ。国が指標作りに関与することには、教員の管理強化を招くとの批判がある。しかし、目指すべき教員像が明示され、大学や教委が方向性を共有する意義は大きい。

 わかりやすい指標を策定し、教員養成のカリキュラムや研修内容の充実につなげることが大切だ。現職教員の研修の場として、実務教育を重視する教職大学院を活用するのも有効だろう。提言が、教員採用試験の共通化に言及した点も注目される。

 現行制度では、都道府県や政令市の教委が個別に、一般教養や教科の専門知識などを問う筆記試験を行っている。さらに、面接や論文、模擬授業などの2次試験で合格者を決めている。

 毎年の筆記試験問題の作成は、各教委にとって大きな負担だ。筆記試験を大学入試センター試験のような共通問題として、国が作問に携われば、試験の水準が均等化される。教委が面接などに力をより注ぐことが可能になろう。実行会議とは別に、自民党は、都道府県教委が発行している教員免許を「国家免許化」すべきだとする提言をまとめた。教員の質を高めるのが狙いだが、文部科学省だけで膨大な事務を処理できるのかといった問題がある。

 文科省は今後、これらの提言の具体化を検討する。優れた人材が教員を志し、その能力を生かせる仕組みを構築してもらいたい。」
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2014年10月22日

子供のいじめ 様子の変化に敏感でありたい

 イジメ問題。昔からあることなんだけどこの問題はなくならないね。文部科学省のまとめの数字があがっているんだけど、この倍、いやいや数倍はあるだろうね。どこからがイジメなのかっていうのも難しいし、その子供のとりかたや性格にもよる。色々な要因があっての結果なんだと思うけどね。なくすのが無理なら早期発見だな。そのノウハウを研究して学校での共有化をしておくべきだね。時代の変化ってことでラインでのイジメなんてのもでてきた。イジメは形を変えて連綿と生き続ける。ならば対処する側もしつこく対抗していかなきゃならない。

読売社説「学校でのいじめがなかなか減らない。根絶に向け、さらに取り組みを強化する必要がある。

 文部科学省の調査によると、2013年度中に全国の小中高校などで起きたいじめの認知件数は、計18万5860件に上った。前年度より約1万2000件減ってはいるものの、依然として高い水準である。

 小学校での件数は、過去最多だった。児童の場合、悪ふざけといじめの区別が難しいケースもある。教師は普段から子供たちの変化に目を配り、早期にいじめの芽を摘むことが大切だ。大津市の中学生が自殺した事件を受け、昨年9月にいじめ防止対策推進法が施行された。被害者が生命を脅かされたり、長期の不登校になったりする悪質ないじめを「重大事態」と定義し、教育委員会や学校に調査を義務づけた。

 その重大事態が、いじめ防止法施行後の半年間で181件起きているのは、深刻な状況だ。最近も、「失神ゲーム」と称して中3男子の胸を強く圧迫し、何度も気絶させたとして、東京都内の中学生3人が逮捕された。被害者の母親が気づいて発覚した。保護者は子供の様子を注意深く見守ることが重要である。

 パソコンや携帯電話を通じた「ネットいじめ」は、過去最多の8787件に上った。無料通話アプリ「LINE(ライン)」の仲間など、特定のグループ内で起きる例が目立つ。メッセージへの返信を忘れたといったことが、いじめの発端になる場合も多い。広島県では2月、部活動でウソの集合場所を伝えられるなど、LINEを通じていじめを受けていた高1の男子生徒が自殺した。

 ネットいじめの実態は、連絡を取り合っている当事者以外には見えにくい。いじめを受けた子供は、周りに気づかれぬまま、悩みを抱え込んでしまいがちだ。日頃から親や教師が子供と意思疎通を図り、子供が相談しやすい関係を築いておきたい。学校側に積極的な対応を求めたいじめ防止法の施行後も、被害者側が教委や学校に不信感を抱くケースは少なくない。山形県で1月に中1女子が自殺した際も、学校側は当初、いじめの存在を否定し、対応が後手に回った。

 責任追及などを恐れ、教育現場には、いじめを認めたがらない傾向が強い。隠蔽体質は変わっていないとの批判もある。教委や学校は真摯(しんし)に受け止め、早期の対応に努めてもらいたい。」
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2013年02月18日

学校6日制

 今の子供たちはたいへんだよね。学校が終わっても塾や予備校に遅くまで通ってさ。会社帰りの電車で、たまに居眠りしている小学生をみかけることがあるんだよ。なんだかなあ。どこかのおやじみたいだよ。さて、ゆとり教育が学力低下を招いたとして学校の授業時間の見直しが進んでいる。そして週休6日制が、つまり土曜日の授業が復活するかもしれない。読売新聞を見てみよう。

読売社説学校週6日制 学力向上へ土曜を活用したい

 子供たちの学力向上には、授業時間の確保が必要だ。土曜日の活用は有力な選択肢だろう。文部科学省が、公立学校で実施されている「学校週5日制」を見直し、土曜日に授業を行う「学校週6日制」の導入に向けた検討を始めた。自民党が先の衆院選で政権公約に掲げていた政策の一つである。

 「脱ゆとり」教育を目指した新学習指導要領が、小学校では2011年度から、中学校では12年度から完全実施され、学習内容や授業時間が大幅に増えた。その結果、小学校低学年でも1日に6コマの授業を行う日を設けなければならない。平日の授業の一部を土曜日に移すことで子供の負担を減らし、学習の理解度を高めようとの狙いは理解できる。

 学校週5日制は1980年代に臨時教育審議会が提唱し、日本教職員組合も強く要請して実現された。そもそも、貿易摩擦を背景とした、欧米からの労働時間の短縮要求に応えるため、公務員の週休2日制が先行した経緯がある。公立学校では、92年9月から月1回、95年度から月2回と段階的に導入され、2002年度から完全実施されてきた。

 導入の趣旨は、子供が家庭や地域で過ごす時間を増やし、ゆとりの中で社会体験や自然体験をさせる、ということだった。だが、そうした目的が達成されているとは言い難い。ゆとり教育による授業時間の減少が、学力低下を招いたとも批判された。

 私立の学校では、土曜日に授業を行うところが多い。週5日制が公私の学力格差の一因になっているとの指摘もある。保護者の間から土曜授業の復活を望む声が高まったのも無理はない。問題の一つは、教職員の休日をいかに確保するかである。土曜に出勤した分の休日を夏休みや冬休みにまとめて振り替える仕組みなどを整える必要が出てこよう。

 土曜授業については既に、週5日制の趣旨を踏まえながら、その特例として実施に踏み切る自治体が増えつつある。東京都では4割を超える公立の小中学校が、保護者や地域住民に公開する形で年間6日以上、土曜授業を行っている。中には、月に2回実施している学校もある。埼玉県や福岡県などでも同様の取り組みが始まっている。

 学校週6日制を全国に拡大するには、こうした実践例をしっかり検証し、土曜授業の実施頻度や方法について、多角的な検討を進めることが大切である。」
posted by すぐ落ちます at 06:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

読書感想文

 毎月どれぐらい本を読みますか?おいらは毎月最低5冊は読んでいる。もう習慣になっているんだよね。本はもっぱらブックオフのような古本屋から安価なものをまとめ買いする。小説系が2冊、あとはハウトゥものや科学や歴史、経済、人物と好きなものを読んでいる。本は場所や時間を規制しないからいいんだよね。読み方は本当に適当で、途中まで読んでつまらないと次の本。こういうのを乱読っていうらしい。それでもいいんだ。好きなものを自由に読むことが大事だと思う。

毎日社説読書感想文 心豊かにはばたく翼 毎日新聞 2013年02月08日 

 夢中で本を読む子供の姿はホッとさせるものがある。何かを見いだし、思いが巡り、想像し、表現しようとする時の表情もいい。福島県いわき市立平第五小学校4年の馬上拓己(もうえ・たくみ)君は「ここがわたしのおうちです」(さ・え・ら書房)を読んで思った。東日本大震災の影響で転校していった友達のこと。とても仲良しだった。本の少女ダイアナも父の失職で悲しい引っ越しをするが、前を向き、「今」を受け止め明るく生きる。馬上君は、そこに友達を思い重ねる。

 この馬上君の感想文は、第58回青少年読書感想文全国コンクール(公益社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)小学校中学年の部で内閣総理大臣賞に選ばれた。全国の2万6880校から445万3266編に上る応募は、今回もまた読書の持つ魅力、面白さを証明している。本離れ、活字離れともいわれて久しいが「朝の読書」の定着や、先生たち、読み聞かせボランティアら関係者の熱心な取り組みが効果を上げてきた。

 全国学校図書館協議会と毎日新聞が協力した昨年の学校読書調査では、1カ月に読む本は小学生が10.5冊で前年より0.6冊増え、中学生も4.2冊で0.5冊増えた。この数字に教科書、学習参考書、雑誌、漫画は入っていない。工夫もさまざまだ。例えば、積極的な取り組みで今回「読書感想文推進大賞」に選ばれた青森県十和田市立南小学校では、全職員がブックスタンドに「お勧めの本」を並べたり、子供たちが自分が読んで友達に紹介したい本を届けたりする。親子で読むファミリー読書もある。

 12年度に区内の小中学校の教育課程で「読書科」を設けて注目される東京都の江戸川区は、授業の時間を段階的に増やし14年度には週1回程度の年間35時間を目指す。読書だけではなく、調べ学習、情報モラル、著作権といったことまで広く学ぶ。

 新しい学習指導要領で文部科学省は、各教科での言語活動に力を入れ、図書館活用の調べ学習を奨励している。だが、自治体、学校によって図書予算、学校司書の配置などに開きやばらつきがある。加えて人材養成、研修も課題だ。東京都荒川区のように学校図書館支援室からベテラン指導者が学校に派遣され、成果を上げる例もある。

 昨年の毎日新聞の読書世論調査では、約2割の人に人生を変えたり生き方に影響したりした本がある。10代や20代で出会った人が多い。多感な青少年期に本を読み、調べる楽しさ、奥深さを知った人生は、心豊かなものになるに違いない。そこをしっかり伝えていきたい。」
posted by すぐ落ちます at 06:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月02日

いじめ対策 防止にも第三者の目を

 大津市のイジメ問題はその対応の悪さにあるんだよね。中学校側の話が二転三転して逆に親や関係者に不信感を持たせてしまった。橋下市長の介入もあったりして混乱したよね。学校の対応に、ある程度の策があったんだろうけど全部裏目だね。こんなことはあっちゃいけない。だから公にさらして議論すべきだと思うんだけど、それぞれの立場が邪魔したんじゃないのかな。毎日新聞を読んでみよう。

毎日社説いじめ対策 防止にも第三者の目を

 大津市立中学校の2年男子生徒が11年10月に自殺した原因を調べていた市の第三者調査委員会が越直美市長に報告書を提出した。同級生のいじめが自殺の直接的要因と判断し、学校がいじめを認識できる状況にありながら適切に対応しなかったと指摘するなど、明確な結論を示したことは評価できる。

 こうした外部調査機関はこれまでも全国で設置されている。だが、メンバーを明らかにしなかったり、関係者から事情を聴かなかったりし、原因も特定できないなど真相解明につながらず、遺族が不信感を抱くケースもある。

 大津市の場合、委員6人の中に初めて遺族推薦の学者らが入り、全員の名前も公表した。聞き取りも加害生徒を含め在校生や教師ら延べ56人から95時間に及んだ。ただ、調査を始めたのが自殺から10カ月後だったため、関係者の記憶が薄れるなど制約もあった。学校や市教委の対応の遅れが悔やまれる。

 学校は自殺直後、全生徒にアンケートし、いじめをうかがわせる回答があったのに調査を打ち切っていた。学校による調査は、訴訟の法的責任を逃れようと組織防衛に走りがちで事実の究明も甘くなる。迅速、公正、客観的な調査のあり方を議論していくには今回の調査委の取り組みがモデルになるのではないか。

 報告書によると、自殺した生徒がいじめを受けていると複数の生徒が担任に訴え、複数の同僚教師も見聞きしていた。自殺の6日前には2年生の担当教師が会議を開いたが、けんかと処理された。いじめと認知することを殊更避けようとしたと疑われても仕方のない対応だ。

 文部科学省は昨年11月、いじめを早期発見できたり、隠さず適切に対応できたりした教師や学校をプラス評価するよう都道府県教委に通知した。もっともなことだが、調査委は、教師が多忙になっていることが克服すべき差し迫った課題と指摘した。余裕がないと、いじめを小さくとらえかねず、問題を抱え込んだ教師は孤立する。事態を組織的に解決する対応力が学校全体に求められる。

 教師だけでいじめに対応するには限界があることも今回示された。調査委は、子供が救済を訴えられる外部機関の常設を提言し、弁護士による定期サポートや、オンブズマンなど第三者機関の創設を挙げる。実現には、専門知識と経験を有した人材が必要であり、子供と身近に接する学校との調整をどうするかなど課題は多い。それでも学校外からの支援は検討に値する。学校と地域の関係機関との連携も強め、いじめの早期発見、解決に取り組める相談システムの整備を進めたい。」
posted by すぐ落ちます at 12:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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